弁護士にかかる費用を省こうと自己破産の手続きを自分で行う人もいます。
ですが確かに費用は掛かりますが、それ以上に専門の弁護士に頼むメリットが大きいのも確かです。

自己破産を弁護士に依頼するメリットとしては、まず手続きの手間がなくなることがあげられます。
自己破産はそれに必要な書類に記入し、また添付する資料などを揃えなければいけません。
確かに裁判所でのアドバイスもありますがそれだけでは十分理解することは難しいですし、細かな書式などもあります。
債権者一覧や陳述書など重要な書類に関してはミスなくおこなうことは難しくなります。
書類に不備がありますと受理されませんので、個人では何度もやり直す手間が生じることもあります。
ですが弁護士でしたら自己破産などに慣れていますので、書類を揃えたり書いたりすることが非常にスムーズにできます。

また裁判所とのやり取りなどもありますので、その点に関しても弁護士に安心して任せることができます。

なにより弁護士に依頼する最大のメリットは、債権者からの請求が止まることです。
弁護士が債権者に受任通知を出しますと、それ以後本人への請求ができなくなるからです。
このため精神的なストレスからも解放され、前向きに生活再建を考える余裕もできます。